未経験・スキル無しから業界トップ企業の担当リーダーに。「タイミーが自分の視野と可能性を広げてくれた」
こんにちは、タイミー広報の齋藤です。
今回は、営業部門の大手流通会社の専属チームでリーダーを務める、竹内 淳さんをご紹介します。
営業未経験での入社から営業チームのリーダーになった経緯や、自身を「特別な人間ではない」と語る竹内さんの仕事へのスタンスなどをお聞きしました。
※この記事は2023年4月10日時点のものです。
コーヒーショップ店長時代に気づいた、経営における“人”の悩み
——まずは竹内さんのタイミー入社以前のご経歴を教えてください。
現在29歳で、タイミーが2社目になります。新卒で入社した1社目は大手コーヒーショップチェーンで、店長職を2年半、新規事業担当を半年間担当しました。
そこでは接客はもちろん、従業員のマネジメント、採用や売り上げ管理など、店舗運営に関するあらゆることを経験させてもらいました。
カフェ業態なので朝6時台のオープン準備からクローズまでずっとお店にいることもよくありましたね。大変でしたが、いち店長として“小さな経営”を任されるやり甲斐もあり、楽しかったです。
——前職時代に、一番大変だったことや悩みは何でしたか?
一番大きかったのが“人材”の悩みです。
店舗運営はアルバイトの方によって成り立っている部分が大きく、人員が少ない場合には、店長自ら埋めないといけなかったんです。
人員が足りないと、アルバイト2人分のシフトを自分1人で担当したり、連勤でほとんど休めないような期間があったりもしました。他店からのヘルプ制度もありましたが、人手不足はどの店舗も同じ状態。上手く機能していませんでした。
それでもお客さんのためにお店を休業にしたくないし、時短営業もしたくない。となると店長が頑張らないといけない。店長として人手不足の問題に直面したんです。そして、飲食業界全体に共通する課題でもある「人手不足」をなんとか解消していきたいと強く思うようになりました。
これがタイミーへの入社を希望した理由です。
営業は「個」で頑張るものではない。結果を出そうともがく中で気がついたこと
——前職から「人手不足」に対する強い課題意識が芽生えていたんですね。タイミー入社のきっかけは何だったんでしょうか?
転職を考え始めた頃に、SNSでたまたま石橋さん(現タイミー執行役員)がシェアしていた記事を見つけたんです。そこでタイミーの「一人ひとりの時間を豊かに」というビジョンや、「『働く』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」というミッション、そして事業内容を知り、「タイミーがあれば、自分が抱えている人手不足という課題を解決できるじゃん!」と感動しました。
ただ、タイミーでの職種は営業職。営業経験は全くなかったので、キャリアチェンジへの不安は正直大きかったのですが、思い切って社会人4年目の春にタイミーの門をたたきました。
——タイミー入社後は、どのような業務を担当されたのですか?
最初の2年間はさまざまな業種の中小企業様をサポートする営業チーム、3年目からは大手企業担当の営業チーム、そして、2023年2月からは、当時立ち上がったばかりの流通業界大手の1社のみを担当する専属営業チームに配属になり、今はそのチームでリーダーを務めています。
心配していた通り、営業経験もスキルもなかったため、入社当時は、かなり苦労しました。
当時、タイミーの平均年齢は25歳と若く、社会人経験のあるメンバーの方が少なかったので、転職者の私は当然周りから“自立”や“自律”を期待されます。経験ゼロという立場に甘えていられないので、最初は自分自身の結果を出すことに必死でした。結果を出すには「スピードと量」が大事だと思い、レスポンスの早さやアウトプットの数にはこだわっていましたが、最初の1年は、上手くいきませんでしたね。
——タイミーで結果を出せるようになったのには、何かきっかけがあったのでしょうか?
入社して1年が経過した頃でしょうか。当時の事業本部長の言葉がきっかけです。「僕たちは、『私』のためではなく、『我々』のために事業を伸ばせる人を求めているんです」とお話しされているのを横で聞いて、ハッとしたのを覚えています。
キャリアチェンジをともなう転職やスタートアップへの転職って、それまでに磨いてきた「個の力」が試されるという認識が、自分にはあったんですね。そのため、入社からずっと自分の結果、自分の成長と、自分のためにばかり頑張っていました。でもそれでは自分は良くても、クライアントや会社の成長につながらないのではないか——、と気がついたんです。
改めて社内を見渡してみると、タイミーの役員やマネージャー職の方、結果を出している方は、みんな仕事の仕方がメンバーファースト。常にオープンで、“利他的”だったんですよ。
その後「チームでどう成果を出すか」と意識するようになると、メンバーに役立つ情報提供やメンバーへのレスポンスを優先するなど自分の行動が変わっていきました。すると、社内表彰を受賞するなど、周囲からも評価されるようになったんです。
タイミーの営業職は、「特別なスキルを持った個人のプレー」じゃなくて、チームプレーで成果を上げていくことが求められるということに気づけて、自分自身の成長も、自分が関わるメンバーや、担当するクライアントの成果まで変わっていったように思います。
この経験は、「自分の力でなんとか成果を上げないと」と思い込んでいた私の中で、視野と可能性を広げてくれた大きな変化のきっかけでした。
クライアントにも、家族や友人にも、「誠実に」「泥臭く」向き合いたい
——現在の担当チームでの業務内容について、教えてください。
現在は、タイミーでは初の1社専属の営業チームのチームリーダーを担当しています。4人のメンバーとともに、物流業界最大手であるクライアントの課題に日々対峙しています。
実は元々、リーダーや管理職になりたいという希望はあまりなかったんですよ。
でも担当するクライアントやプロジェクトの規模が大きくなってきていた時、ある程度自分に決定権や裁量が無いと、理想通りの動きができない。クライアントの課題にしっかりフォーカスするためには、自分の役職を上げないといけないと思ったんです。
そして約半年前にリーダー職に志願して、新しく発足した物流大手クライアントの個社専属チームのリーダーとして配属されました。
そのクライアントは、国内に大型倉庫から小型倉庫(配送拠点)まで所有しており、例えば関東だけでも1,500以上の倉庫が稼働しています。大型倉庫によっては、1日に約300人の人員が必要になります。僕たちは、日々必要な人員を把握し、その人員を確保するためにタイミー上でどのように募集をかけていくべきかといった業務支援を通して、その倉庫内でのスポットの人手不足を解消するお手伝いをしています。
さらに必要な人員が集まらない時には、その理由をしっかりキャッチして、次回の募集では改善提案を行っていく。単発ではなくて中長期的な提案が行えるのが、難しい部分でもあり、面白さでもあります。
——タイミーの営業として活躍するために、大切だと思うことはなんですか?
タイミーが大切にしている価値観と重複している部分も多々あるのですが、自分が大切にしていることは大きく5つあります。
1つ目は「フラットな姿勢」、2つ目は「メンバーのポテンシャルや成果の最大化」、3つ目は「業務時間内で本当に大切なことにフォーカスすること」、4つ目は「家族や友人、仲間を大切にすること」、5つ目が「情報のオープン化」。中でも特に大切にしているのは「家族や友人、仲間を大切にすること」です。
それは決して、仕事はテキトーで良いという意味ではありません。仕事ばかりに追われてしまうと自分にとってかけがえのない時間がどんどん削られてしまいます。
仕事も家族も仲間も趣味も大事にするためには、本当に大切なことにフォーカスして、何が必要かを突き詰めることが、時間内で成果を出す秘訣なのではないでしょうか。そして短い労働時間で成果を上げるために、泥臭さが必要だとも思っています。
泥臭さというのは、クライアントの課題に誠実に向き合い、課題解決のために、あらゆる手段を講じて、実践し、改善していくことです。
物流は社会インフラであり、クライアントは日々、お客様のもとに正確に物を届けるために忙しく動いています。そこに関わる人手が減ってしまうと、労働環境は悪くなってしまいますし、そこで働く人や事業の可能性を狭めてしまうんですね。
短期的だけではなく中長期的にも人手不足なシーンを減らし、クライントのご担当者や現場の方にも余裕を生みだす。余裕を生むことで、例えば家族や友人を大切にするなど、そこで働く人の人生の可能性を広げる。そんな高い目標を達成するためには、やはり課題に対して徹底的に泥臭く向き合う必要があるんです。必要であれば何度でも訪問しますし、必要なことは臆さず進言だってします。
自分が今、リーダーという役割をいただけているのも、自分が優れたスキルを持っているからとは全く思っていなくて、この「泥臭く、誠実に課題に向き合う」ことを地道に実践してきたから。ただそれだけだと思うんです。
クライアントの非連続な成長こそ、タイミー営業の面白さ
——タイミー営業ならではの面白さは何でしょうか?
1つ目はサービスの可変性です。
今は、どんどん資金調達をして人員も増やし、サービスの形態やシステムもどんどん改善しているフェーズです。なので、ワーカー様(タイミーを利用する働き手)やクライアント様はもちろん、営業からのフィードバック次第でサービス自体をどんどん進化させられます。クライアントと直接接点をもつ営業自ら、実情やニーズに添ったサービス設計や改修にも携わっていけるのは、スタートアップであるタイミーの営業ならではの面白さだと思います。
2つ目は、クライアントの現場が自分たちのサービスや提案によって、目に見えて良くなっていくことです。
人手不足の課題を解消することで、従業員や自社サービスと向き合う時間を沢山作ってもらえて、その結果、現場の環境や雰囲気が良くなり、成果も上がる。場合によっては数百人単位で、「一人ひとりの時間を豊かに」できるんですよ。そんなドラスティックな変化を起こせるのは、タイミーの営業としての一番の醍醐味じゃないでしょうか。
——最後に、今後のタイミーでのビジョンやなりたい姿を教えてください。
今の所、自分の関心事項は、一貫して「クライアントの課題解決」に向いています。
スキマバイトが可能にする流動的で即時的な人手の確保は、クライアント企業の非連続的な成長に繋がる可能性を秘めています。
企業を何倍も成長させて、そこで働く多くの人や、自分の新たな可能性や働き方を広げたい多くのワーカーさんに喜んでもらえる。こんな大きな喜び、なかなか無いんじゃないでしょうか。
企業にとってもワーカーさんにとっても、スキマバイトが成長の機会になり、タイミー自体も成長していくという理想の状態を、継続的に築いていける営業になりたいと思っています。
自分は元々目立つタイプではないし、どちらかと言うと大人しく、偉くなりたいとかも全然ないのですが、自分が思う理想を社内でさらに伝播していくためになるのであれば、もっと出世していきたいですね(笑)。
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