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「人手が足りない」という飲食業界の当たり前をなくす。正解がない課題に立ち向かうことを楽しむ営業マネージャー

こんにちは、タイミーの広報の齋藤です。
今回は、事業本部のグループマネージャー、牧野陸さんをご紹介します。

牧野さんは、店舗マネジメントや営業マネジメントを経験した後、プロダクトの可能性や働く人の熱意に惹かれ、タイミーに飛び込みました。今は11名のメンバーをマネジメントしながら、飲食業界を盛り上げるために奔走しています。

そんな牧野さんに、タイミーでマネージャーを務めるということはどういうことなのか、現在のミッションとこれからの展望についてお話を伺いました。
※この記事は2023年6月27日時点のものです。

営業のゴールは「タイミーを使ってもらう」じゃない

——まずは牧野さんのご経歴から簡単に教えてください。2021年の入社以前はどのようなお仕事をされていたのですか?

前職はリクルートの営業、前々職はアパレルブランドで店長をしていました。

アパレルブランドは、18歳からアルバイトをしていたお店だったんです。お店のワンコーナーを任せてもらえたり、リーダー業務を担当したり。自由と責任の両方があるアルバイト経験でした。若いうちから裁量がある環境が面白くて、そのまま正社員として就職しました。

店長としてさまざまな経験をしていましたが、ちょうど(正社員として)就職してすぐに会社のビジネスが成熟期になり、業績も成長も安定していました。

もちろん、それ自体はもちろんいいことです。しかし自分としては「企業自体が安定志向になってしまい、チャレンジングなことを求められない」というジレンマを感じるようになり、もっと新しいことに挑戦したいと、リクルートに転職しました。5年ほど個人事業主向けの営業職やチームリーダーを経験し、2021年11月にタイミーに入社しました。

——なぜタイミーに入社を決めたのでしょう。

尊敬していた先輩がタイミーに転職していてお声がけいただいたのがきっかけです。実は、それまでタイミーのことは知りませんでした(笑)。

しかし調べていくうちに、スポットで人手を確保できるサービスだと知りまして。私自身、アパレル時代は休みなく働いていて、疲弊していた過去があり、「もし当時タイミーがあれば店長時代の自分は救われただろう」と考えたのです。

かつての自分と同じように、現場で疲弊している店長を救えるサービスと感じ、「このサービスを世に広めたい!」と入社を決意しました。

——現在のタイミーでの業務はどのような内容ですか?

現在は、東名阪エリアの大手飲食業クライアントを担当する営業部門でマネージャーをしてます。

私のグループは東名阪にそれぞれ1名のリーダーと計8人の現場メンバーで構成されており、大手チェーン70社の導入提案を担っています。私の役割はグループ全体の戦略の策定や目標・進捗管理、リーダーのサポートやメンバーの評価などです。

——マネージャーとして会社から求められることはどんなことでしょうか?

端的に言うと、「ビジネスやグループのさらなる進化」です。

というのも、今のタイミーの営業ミッションは、「タイミーを使ってもらうこと」ではなく、「タイミーを使ってその事業者や事業所の課題を解決すること」です。

創業当時は、まずはタイミーを使ってもらうことが大きなミッションでした。しかし現在は、さまざまな企業の事業発展のため、タイミーを活用いただくことを深めていかなければならないフェーズです。今や飲食領域では相当な割合の事業者様に使っていただいます。しかし、単純に認知や利用を広げていくのではなく、1社1社ごとに合わせたプランニングを行い、事業者様の成長に貢献していかなければなりません。

そのためのタネを現場から拾って戦略やナレッジに昇華させ、グループ全体に広げる。サービスを新たなステップに進化させていくことこそ、マネージャーに求められている使命だと思います。

タイミーのマネージャーに求められるのは、「現場の進化を止めない」こと

——タイミーやグループのサービスを“進化”させるにあたって、どのような点が課題点として挙げられるのでしょうか?

目の前の課題としては「現場での課題やナレッジの収集」と「グループ内外での情報共有」にあります。

2023年5月に組織変更があり、それまで関東、東海、関西のエリアごとに分かれていた営業グループが、東名阪のエリア横断で今のグループに改編されました。

物理的に離れたチームだと、どうしても現場で“今”起きていることの共有がスピーディにできません。その中で情報共有と改善のスピードを落とさないために、メンバー同士やエリア間でのナレッジ発進の場や成果が出たことをきっちり共有・評価する場を設けるようにしています。

——入社後1年半でのマネージャー就任で、挫折やを経験したことはなかったのでしょうか?

もちろんありますよ。

自分がメンバーだった頃は、自分の努力や成績が直接評価につながり、MVS(Most Valuable Sales)として表彰いただくことができました。リーダーに昇進してからも、個々のメンバーと向き合い、チームに一体感を作って行くのは、前職の経験もあって比較的スムーズにできたと思います。

しかし、2023年の2月にグループマネージャーになった途端、それまでと全く“競技”が異なりました。

メンバーへの直接的な指導はリーダーがやってくれるし、私自身が個人の売上数字を追いかけるわけでもない。これまでやったことのないような社内の稟議手続き、人事系の業務も多くあり、最初の数ヶ月間は思い悩んでいましたね。「マネージャーの価値ってなんだ?」と。

——思い悩んだ「マネージャーの価値」を、自分の中でどうやって見出していったんですか?

まだはっきりとした答えが出せていないのが正直なところです。ただ、今はマネージャー就任時に上司から言われた「飲食事業の第二章を作ってほしい」という言葉に立ち返って考えています。

サービスリリース当初は、飲食業界に多くご活用いただいており、当社の売り上げの大部分を担っていました。しかしコロナ禍の影響で多くの事業者様が利用を停止され、我々の事業に大きな影響を与えたんです。

コロナでの需要の乱高下や人手不足など、これまで誰も経験したことのないような状況で、タイミーがどのように飲食業界の役に立つ存在になっていくかは誰もわかりません。

しかし、「第二章」を作っていくためのヒントはきっと現場にあり、メンバーが持っている。それを逃さず拾い上げて、ナレッジや戦略に落とし込んで、現場に還元していくことが今の自分にとっての「マネージャーの価値」かなと思っています。

——実際に、現場のヒントから新しい施策につながっていった例などはありますか?

主に自社ホームページでアルバイトの募集をされている飲食チェーンがありました。

その事業者様も、売り手市場でのアルバイト人材の獲得と定着にかなり苦労されていました。そこに担当の営業メンバーが提案したのが、企業ホームページ上にタイミーの動線を置いてもらうことでした。

アルバイト希望の方に、まずはタイミーで“お試し”をしてもらうことで、職場の雰囲気や仕事内容などをわかってもらう。理解した上でアルバイトとして勤務できるため、離職率を下げることに成功したんですね。

事業者様のホームページ上にタイミーへの動線を置いてもらうのはタイミー社内では初めてのことでした。そのプロセスをきっちりナレッジ化し、他のメンバーやチームに共有しています。

飲食店の人手不足や離職率の高さは業界全体の課題です。メンバーは担当企業や業界の課題を解決したいという想いも強い。

その想いから生まれる新しい施策や解決方法といった“現場の進化”を止めないように、しっかりスポットライトを当てることを心掛けています。

怖くて難しい挑戦を。チームとともに楽しみながら業界を変えていきたい

——今後タイミーでやっていきたいことやグループとしてのビジョンはありますか?

個人として、「もっとエリアを広げていきたい」という想いがあります。

今は東名阪エリアを担当していますが、自身のグループが提供するサービスや現場からの提案を、さらに多くのエリアに広げていきたいですね。

そのためには、例えば事業者の経営状態や事業構造、お店や事業所ごとの人件費や人材マネジメント手法なども把握した上での提案が重要になってきます。営業部門全体としても「世界に通用するコンサル集団になっていく」ことを目標にしていますが、より事業者の根本的な課題に入り込んだ提案をしていきたいです。

マネージャーとしてやりたいのは、「現場のメンバーやリーダーがもっと輝ける場所を作っていくこと」です。

サービスの進化はやっぱり、現場から生まれます。せっかく優秀な現場のメンバーが新しい提案やナレッジを生み出しても、それがグループや会社のナレッジとして共有されないのはグループとして一番もったいないですよね。

日々現場で生まれる提案やその成果をきっちり拾って、チームに、部署に、会社全体に展開していくことが今の自分のマネージャーとしてのやりがいだし、今後さらに強くしていきたいです。

——タイミーの営業として活躍する人や、一緒に働きたいと思うのはどんな人ですか?

何よりまず、「挑戦を怖がらず楽しめる」ことは大事だと思います。

タイミーはまだ若い会社です。若く、まだ経験の浅いメンバーもたくさんいます。冷静に考えたら、社会人経験数年で200店舗以上を抱えるような大手企業の事業部長、経営陣などに「御社を変えましょう!」と提案するのは怖いに決まってます。

ただ、そこで物怖じしてしまっては、正しい進言も新しい提案もできない。

もちろんスキルや経験面では、提案型営業やコンサルティング経験などがあるに越したことはないですが、何よりもまずは、「提案を怖がらず、前提に囚われず挑戦できること。そして、それを楽しめること」が、大事ではないでしょうか。

——マネージャーから見た、タイミーの組織や事業の強みはなんでしょうか?

やはり成長スピードの速さは大きな強みですね。どんどん人員が増えて組織も大きくなっていますが、以前にも増して速くなったと感じるぐらいです。

その速さの理由は、マネージャーから役員陣に至るまで「現場のキャッチアップ」を徹底しているから。

忙しいはずの部長や役員が、Slack内で行われている会話の細かいところまで本当によく見ているんですよ。メンバーの些細な疑問や問いかけを役員が拾ってすぐに解決に動き出し、翌週には対策が決まって実行されている——。そんなスピード感で会社のビジネスや仕組みが改善されているのは大きいですね。

よい意味で上層部と現場の距離も近いですし、役員もみんないろんな現場や会話に顔を出してくれるし、よく喋る(笑)。

だから現場も役員のパーソナリティや興味・関心がわかるので、こちらからも話しかけやすいんです。課題の吸い上げスピードも早いし、下りてくる指示も透明性が高くて納得できるものになっている。

課題が見えた時に、対策をスピーディに試せる「打席」が多いのは現場としてとてもありがたいですね。

——最後に、タイミーに興味がある方や入社希望の方にメッセージをお願いします。

自分自身も店長時代には頭を抱えていましたが、小売や飲食業界では繁忙期と閑散期の差でどうしてもスタッフの母数を増やせないなど、慢性的な人手不足は当たり前に抱えてきた課題だと思います。

その当たり前を壊したいという心意気でタイミーに関わっている社員は多いですし、自分もその一人です。

誰も答えを知らない課題ですから、まだまだ自分も答えを模索中です。しかし、この“怖くて難しい”挑戦を楽しみながら、Tryできる舞台がタイミーにはあるし、自分もマネージャーとしてその舞台を整えられるように頑張っていきたいと思っています。

ぜひ一緒に、タイミーと飲食業界の「第二章」のストーリーを創っていきましょう。

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