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「29歳入社1年目、マネージャー未経験」で東海支社長に。タイミーだからできた“正解を作る”経験

こんにちは、タイミー広報の齋藤です。
今回は、タイミー東海支社の支社長である土屋俊太さんをご紹介します。
弱冠29歳(当時)で支社長に任命され、タイミーの東海エリア事業を牽引する土屋さんの経歴や大事にしていること、今後のビジョンなどをお伺いしました。
※この記事は2023年8月17日時点のものです。

誰も知らない“正解”を作っていく仕事を求めて

——最初に土屋さんのプロフィールを簡単に教えてください。

タイミー東海支社の支社長を務めています。現在30歳で妻と3歳の息子の3人家族です。

大学時代、よく一人で海外をまわっていたこともあり、就職活動時は旅行会社を中心に受けていました。「大きなことに挑戦したい、1位を目指したい、新しいことを仕掛けたい」という気持ちがあり、あえて業界最大手ではなく、業界トップを目指して勢いがある2、3番手の会社を選ぶようにしてました。結果、新卒で大手旅行会社に就職しました。

——前職の旅行会社では、どのようなお仕事をされていたのですか?

団体旅行や社員旅行の企画・提案の傍ら、イベント企画も担当していました。地方活性のため自治体とタッグを組むなど、世の中にインパクトを与える仕事はとても楽しかったですね。

ただコロナ禍によって観光業は大きなダメージを受け、全く違う領域での新規事業の企画立案も行っていて。当時は先の見えない状況で「このままでいいのか」という思いが膨らみ、転職を考え始めるようになりました。

——その中で転職先にタイミーを選んだきっかけは何でしたか?

ちょうど新規事業のリサーチをしていたときに、タイミーのサービスを知ったんです。

実は私自身も、コロナ禍で仕事がなくなっていた時に、知り合いの焼肉店を手伝っていたんですね。タイミーは、そんな業界間の人材移動を可能にするサービス。仕事がない時期に働けることのありがたみを感じていたのもあって、世の中に必要なサービスだと確信しました。

また、「スキマバイト」という新しい概念を作り上げている企業である点にも魅力を感じたんです。まだ誰も知らない正解をつくる経験をしたくて、転職先にタイミーを選びました。

——可能性と将来性、ワクワク感に惹かれたんですね!

はい、当時は意気込んで応募しましたね。一方で、選考を受け始めた頃は、少し舐めていたふしもあったんですよ(笑)。できたばかりの会社だし、最初の面談をしてくれた当時の支社長は自分より年下でしたしね。

でも東海支社のメンバーと会う中で、その印象はガラッと変わりました。どのメンバーもタイミーの意義やビジョンをとてもアツく語っていたんです。喧嘩してるのか?と思うぐらい白熱した議論を繰り広げていて。すべては、事業者とワーカーに真剣に向き合い、より良いサービスを生み出すため。年齢や社会人歴にとらわれていた自分が恥ずかしかったですね。そんな様子を見てるうちに、自分もこの人たちと一緒に、熱くなって仕事をしたいと思い始め、入社を決意しました。

——熱い思いを胸にタイミーに入社したんですね。入社当時の業務内容を教えてください。

入社してすぐは、カスタマーサクセス(営業)として物流系企業を担当していました。

業界未経験での入社だったので、右も左もわからない状態。その上、「売り上げの6割は土屋が担ってよ」と言われていたので、とにかく勢いだけは負けないようにと動き回っていました。ひたすら提案して、ダメなら持ち帰って……と、仮説検証を繰り返し、周囲に助けてもらいながら愚直に営業し続けるうちに、事業者との打ち合わせ件数は社内1位になっていました。

その過程で、旅行会社時代の経験を活かして、ワクチン接種会場の仕事を開拓できたんです。行動量と市場開拓の成果を評価いただき、入社半年でMVPを受賞することができたんです。時代に合わせてタイミーの可能性を広げられたのも嬉しかったですし、成功体験の一つとなりました。

そして、入社から1年近く経った頃に、前支社長から「つっちー、東海支社長をやってみない?」と声を掛けてもらったんです。

——入社1年で支社長に抜擢されて、どう思われましたか?

最初は「えっ? 僕でいいんですか?」と思いました(笑)。
当時は支社長どころかマネジメントの経験すらありませんでしたしね。

でも改めて考えると、抜擢いただいた理由は「推進力」だったのかなと思います。

業界未経験でしたから、売るための正解はまったくわかっていなかったんです。後輩、上司関係なく相談しながら、自分なりの正解を見出そうと努力していました。

「自分はこう思う」を誰よりも大きな声で発信することで、周囲を巻き込んで取り組みを大きくし、結果それを誰も知らない新しい“正解”にしていく。そういう「推進力」が、評価をいただいた理由だと思っています。

支社長だからって「すべてが完璧じゃなくていい」

——支社長としての業務内容を教えてください。

端的に言うと、東海支社としての半年先や数年先を見据えた中長期の戦略を立案し、実行していくのが仕事です。戦略を進めるためのマイルストンやKPIマネジメントはもちろん、マネージャーやメンバーと対話をしながら、東海支社らしいカルチャーづくりやメンバー育成に力を入れています。

——支社長になってから一番辛かった思い出はなんでしょうか?

最初の2か月間ほどが、一番辛かったですね。いちプレイヤーとして物流業界の営業はやっていましたが、組織のマネジメント経験はなく、物流業界以外のことはわからない状態。「支社長の仕事ってなんだ?」「組織の運営って?」「そもそも来月の目標設定どうする?」など、色々な思いが駆け巡り、何をやるべきかがわからなくて、しんどい毎日でした。

——辛かった時期からどのように脱却したのでしょうか?

ある時、上司にマネジメントについて相談すると、「シンプルに土屋が一番これが大事って思うことをやったらいいよ。緻密な戦略を立てるのが得意なタイプじゃないんだから、これだって思うことを全力で推進していく支社長になればいいんじゃない」と言われたんです。

今まで、できないことばかりに目を向け、「すべての面で完璧な支社長」にならなくちゃいけないと思いこんでいたんです。上司からアドバイスをもらって、自分が支社長に任命されたのは「推進力」を買ってもらったからだということを思い出すことができました。

自分が思う「ここだけは徹底的にやる」というポイントを、自分らしく周囲を巻き込みながら全力で推進していけばいいんだと思えて、かなりシンプルに物事を考えられるようになりました。

——やるべきことがクリアになったのですね!では、支社長として具体的にどのようなアクションを起こされたのでしょう。

まずは、「支社の目標数字をどうやって達成するのか」「それに向けて支社のモチベーションをどれだけ高められるか」に注力をしました。東海には無限のマーケットの可能性があると経営陣からの期待も大きかったんです。

そこで立ち上げたのが、年末までに売り上げを最大限に伸ばしていこう!というプロジェクト。簡単に言うと、事業者の需要が大きい12月分の求人を、より早く2か月前から掲載してもらおうというものでした。

どの業界も繁忙期である年末は多くの求人が出るものの、ワーカーさんの数が相対して少なくなり、なかなかマッチングしないという全社共通の課題がありました。

しかしスキマバイトは、スポットを埋めるために使われていることが一般的なので、数日前、数週間前に掲載するのが当たり前。2か月前から求人を掲載するなんて前例がなかったんです。

東海ならではの業界選定とアプローチ方法を考え、事業者に早い段階で求人を出すことのメリットを実感してもらうためのストーリーを練り、社外顧問との連携を強化し……。など、ゴール達成に向けてありとあらゆる方面からできることを考えました。

——土屋さん自らもいろいろ動かれたのですね。プロジェクト成功に向けて、他にはどのような点にこだわったのですか?

また、東海支社全員が一丸となれるよう、みんなのモチベーションを盛り上げることにも意識しました。事業者様の人材不足を解決したいという一人ひとりの思いは共通です。それを支社として全員で実現していこうよ、と働きかけることを徹底しました。

今年2月から支社長に就任してこれまでついてきてくれてありがとうございます!これから12月までこのプロジェクトに全てを注ぐので絶対に売り上げトップでみんなの今後のキャリアや看板作り、クライアントさんからの『ありがとう』をいただく事にタイミー人生をかけて取りにいきます。
タイミー史上最もドラマチックな革命をみんなで一緒に実現しましょう!

キックオフのスライドの最後に込めた、プロジェクトの思い(一部抜粋)

すると、自然とメンバーにも主体性が生まれていました。至る所で「12月のために今一緒に頑張りましょう」と熱のこもった提案が行われていたのは嬉しかったですね。

結果、目標通り2か月前に12月の求人を掲載することができ、マッチング率も10%ほど向上することができました。メンバーの力を信頼し、ともに追いかけていくことがチームを成長させるのだと確信が持てたのは大きな収穫でした。

常識を破るような大きな取り組みを成功させた経験は、メンバーの自信にもなったようで、そこから自発的な提案やアクションが増えたのも嬉しかったです。すべてが完璧じゃなくても、一つの目標に対して全員が全力を挙げるような状況をつくり、推進していくのが自分の役割だと思えた経験でした。

情熱や志のままに、挑戦させてくれる会社

——タイミーは土屋さんのように入社してすぐだったり年齢が若くても重要なポジションを任せる傾向があります。その理由は、なんだと思われますか?

僕が未経験ながら支社長を任せていただけたように、タイミーには、情熱や志があれば、今までのスキルや経験で判断せず、ポジションや役職に抜擢する風土があります。たとえ失敗してもそれを咎めることなく、次に成功するためにどうしたらいいのかアドバイスをくれる環境があるので、自然と体で覚えていくことができるんです。経営陣から期待されると「よし、やってるやるか」とやる気にもなりますしね(笑)。

「抜擢」と「育成」のバランスが取れたカルチャーがあるからこそ、年齢や社歴にとらわれず思いや能力のある人が活躍できるんだと思います。

——カスタマーサクセスから支社長というキャリアを歩まれているわけですが、支店長ならではの仕事の面白みはどのような部分ですか?

支社の責任者としての面白みは、ゴール達成のために、自分で戦略やチームづくりを手がけることができる点でしょうか。東海という広いエリアの戦略を自分で立て、そのために必要なチームやメンバーを動かし、戦略をどんどん推進していく中で得られる経験は驚くほど多いですね。

年齢に関係なく、支社長という裁量と責任を持って自分の「こうしたい!」と思うことにチームで取り組めるのは、なかなか他にはない面白みじゃないでしょうか。

東海支社のメンバーと一緒に

——東海支社としての現在の課題は何ですか?また、その解決に向けて次に推進したいことはありますか?

今よりもさらに、東海4県で必要とされるインフラになる、というのが昔から変わらない目標ですが、達成までには課題が山積みです。

愛知県内だけでも、名古屋エリアと知多エリアでは事業者やワーカーさんのニーズは全然違いますし、東海4県全域だと尚更差があります。一つの戦略で全エリアを網羅するのは難しいので、それぞれのエリアに合った戦略を考える必要があります。人的リソースが限られている中でどうやって各エリアに合わせた戦略をつくるか、その戦略を一緒に考え、実践する仲間をどう増やしていくかが課題ですね。

——東海支社の新たな仲間に求めるのは、どのような人物像でしょうか。

ビジネスや営業のスキルは一定重要ですが、一番大切なのは、仕事へのスタンスや思いの強さです。常に正解のない挑戦をしているからこそ、素直で柔軟であること、自分自身に「こうしたい、これをやってみたい」という意志や思いがあることが重要だと思っています。

たとえ実績がなくても、「これから何かを成し遂げたい」「自分にできることを増やしたい」という強い思いがある方とぜひ一緒に働きたいですね。

——最後に、土屋さんの今後の目標を教えてください。

支社長として、東海支社のフィールドもっと広げていきたいです。今は東海4県ですが、まだまだタイミーが参入できていないエリアにも広げていきたいし、東海支社がタイミーの売り上げを担う基盤拠点だと誇れるように東海支社を育てていきたいですね。

それは、もっと多くの事業者やワーカーさんにサービスを届けたいという思いもありますが、フィールドを広げることで、自分のように未経験で実績がなくても抜擢してもらえるメンバーを増やしたいという思いもあるんです。

いただいた機会によって自分が成長できたので、思いのあるメンバーにまずタイミーのバリューの1つでもある「やっていき」の精神でやらせてみることができる機会を多く作って、バトンをつないでいければと思っています。

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